クズ卓 用語辞典

【ア行】

旭ヶ丘蓮―アサヒガオカレン―【人名】
 リーゼロッテのコピー。巡り会いにて、小宮蓮の籍を奪い小説家・旭光一(旭丘光一郎)の養女となる。
 旭ヶ丘蓮としてやらかした後、華見川に処分される。
 その事実に気付いた父・旭が復讐を仕掛けるが返り討ちにあい、奇しくも父娘共々華見川に殺されることとなる。
 本物の小宮蓮は10歳頃に失踪した。

東那砂―アズマナズナ―【人名】
 南頃崎市の住民。
 効果範囲内で死んだ生き物が一度だけ蘇生するという不思議な現象が起こる東城あずましろと呼ばれる家を実家に持つ。

アリシア―アリシア―【人名】
 水町希美とゲンドビーの間に生まれた娘。愛称・アリス。
 山村峰子に気に入られ、両親の死後は山猫館に引き取られる。
 ゲンドビーは自分の作った兵器”毒爆弾アリス”に娘の名前を付けているあたり、それなりに愛していた模様。

アルベルト・ユーゴー―アルベルト・ユーゴー―【人名】
 たまご教の教徒で金髪青目・国籍不明の好青年。
 発明家としての側面を持ち、教祖・水無月飴の車椅子等のからくりはすべて彼の作品である。

アレクサンドル・クイーン―アレクサンドル・クイーン―【??】
 リーゼロッテの影、割れ鏡のソムリエ、最初で最後の失敗作。
 すべてを終わらせる者。

イスタシャ(?)―イスタシャ―【神格】
 田中翔の裏にいる神格。不死を与える能力を持つ。
 そして、さらなる能力として蘇生能力を欲する。ただし、単独での蘇生は不完全であり、身体面に不備が多くなる。
 その為、蘇生能力の補強として自分の外部から異なる身体強化手段を得ようとし、リーゼロッテの研究に目を付けた。

伊波―イナミ―【人名】
 黄衣の王を崇拝する教団の幹部、身代わりの鏡の管理者。王の力により老化が止まっている。
 ただし、狂信で周囲が見えず、教団の印さえ持っていれば教団員だと思う程度には思考が鈍っている。
 リーゼロッテに利用されていることに気付き逃亡を図ったが、鏡を強奪される。

犬神―イヌカミ―【人名】
 白犬村の村長。白犬様の狂信者。彼の信仰を変えさせることは何人にもできない。華見川が初めて殺した人物。
 犬神可憐の父であり、父亡き後、可憐は巡り会いの館に引き取られた。

ヴォルッベネ―ヴォルッベネ―【神格?】
 宇宙の外側である宇宙層のさらに外側であるとくうま界を統べる一族。
 一族のすべてがヴォルッベネの名を継ぐことが出来るわけではない。
 とくうま界に危機が迫ったとき、初代と酷似した容姿を持った者が生まれ、平和をもたらすとされ
ている。
 現在確認されているのは祈りの力で平定をもたらした初代“世紀末天女Völlut Benё” 、類稀なるアイドル力で戦乱の世を鎮めた21代目“超世紀アイドル ヴォルッベネ”、そして今代=36代目となる”Vollut Bene the Super Generation”の3人。
 今代はまだ未熟故、修行として様々な宇宙層を旅している。

浦々村―ウラウラムラ―【地名】
 とある神を信仰し、檻太鼓と呼ばれる儀式を行っている村。あらゆる病気やけがを治す秘薬があるという噂がある。
 とある神の正体はニョグタであり、秘薬はニョグタの力が染みこんだ盃に注いだ水である。
 幻の酒には身体的な異常を回復する効能があるが、通常、それ以上にニョグタの力が強く精神は発狂し、死に至る。
 盃はニョグタの力を溜め込みすぎている為、割れると力が黒い液体として流れ出て村を飲み込む。
 田中翔が割ったことにより村は壊滅した。

LKG48―エルケージーフォーティエイト―【人名】
 「やっとリーゼロッテのドッペルゲンガーが3人になりましたが、あと45人くらい増やしてアイドルグループを作らないといけない…」とダニエルくんが何気なく発言したことから結成されたアイドルグループ。
 実質的に何か活動しているわけでもなく、実際にグループの体を為しているわけでもない。

緒方―オガタ―【人名】
 華見川、仙台凛子と行動を共にする男性。骨董品屋を経営。
 山猫館時においては消息を絶った“恋人”を探している。

おっさん―オッサン―【神格】
 中年の男性を親しみ込めて呼ぶ場合の敬称。
 山村創薬研究会にいたおっさんはニャルラトテップの欠片。爪の先、耳
垢のようなもの。
 そして、RとWを生み出すサンプルである。

お守り―オマモリ―【道具】
 黒川カンナが持っていた狭間の世界と通ずる触媒。

檻太鼓―オリダイコ―【伝承】
 浦々村で三日間に渡って行われる祭りのメインイベント。
 木と藁でできた塔の中に小さな檻を入れ焼く。中から太鼓の様な音がす
るという伝承がある。
 実態は村の神ニョグタへの生贄である。贄用の村の子ども閉じ込めて焼
いたときに、死にたくないと檻を叩く音が太鼓の音に似ているのである。
 現在は生贄はなくなったが、ニョグタの存在を知る家系がひそかに生贄
を捧げ続けている。

【カ行】

桐田―キリタ―【人名】
 黄衣の王を崇拝する教団の元宣教師。本人は決して認めないが伊波に対し、憧憬と羨望とそして淡い恋心を抱いていた。

禁愚城―キングジョウ―【地名】
 リーゼロッテのパーティの会場の一つ。
 “致死のガラス”を所蔵する城。ステラは偶然、目にした致死のガラスによって気が触れてしまった。
 リーゼロッテは偽者、ステラは偽者の偽物である。

クルクルランド―クルクルランド―【地名】
 狂宮可憐によって作られた遊園地。入場料は3200円、年パスは15000円。
 開園イベントで1億円を配ることにした為、子どもそっちのけのスタートを切った。
 マスコットキャラクターはMr.ミルス。
 開園後まもなく閉園した短命な遊園地。

狂宮可憐―クルミヤカレン―【人名】
 リーゼロッテ・キングのコピーの一人。
 巡り会いにて、白犬村の犬神可憐の籍を奪い、狂宮家に養子として貰われる。
 リーゼロッテのコピーとしての自覚はなく、単独で人体強化の悲願に肉薄した。
 狂宮可憐としての身体はシャンに寄生され発狂し、死亡した。所詮、人のままでは人智を超
えた生物に勝つことはできないということである。
 しかし、彼女の死は始まりに過ぎない。

黒川カンナ―クロカワカンナ―【人名】
 鳥を模した仮面を被った女性。正体はリーゼロッテのコピー。
 養父は山村研究会研究員の黒川和真。和真はカンナを引き取ったが故に山村創薬研究会へと引き込まれた。カンナ自体、元々、人体実験用にリーゼロッテが用意した個体である。
 Rに適合、Wは適合しなかったが副作用もない。
 自らがリーゼロッテのコピーであることを自覚し、かつリーゼロッテ本体に対し非協力的な立場を取る異例中の異例の存在。人体強化のアプローチも行っていない社会的善良。
 リーゼロッテであることを秘匿する為、髪を染め仮面をつけて行動し、可能な限りリーゼロッテの邪魔を試みているが、自身が消滅するのは避けたい為、二律背反な立場に苦しんでいる。

ゲイリー・ハミルトン―ゲイリーハミルトン―【神話生物】
 巡り会いの館のオーナー。
 正体はショゴス。ただの液体生物から進化しハニドラを統べるほどの知能を得ている。

ケロティカル―ケロティカル―【その他】
 ただのカエルのキックが最高ダメージを叩き出してしまった事件。
 脚色が多い本動画においては珍しく事実である。

ケンフォ―ケンフォ―【伝承】
 伝説の赤い鳥。巡り会いの館はこの鳥を模して造られている。

殺姫―コロヒメ―【伝承】
 怒殺祭において、殺姫の舞を披露する島の偶像。
 祭りが終わると次の殺姫を指名し継承する。この時、自らを指名した例もある。今代、そして最後にして永遠の殺姫がハナミである。

 【サ行】

清水和歌子―シミズワカコ―【人名】
 リーゼロッテのコピー。巡り会いにて書道家・清水孝雄の養女となる。
 火事で記憶と唯一の家族である父親を亡くす。自身のルーツを探る為に巡り会いの館へと辿り着いた。
 現在は無害化されているが、過去には瀕死の人間を攫っては一時的な人体強化のサンプルとして焼べ続けており、本質的には他のリーゼロッテと変わらず、生かしておくには危険すぎる存在である。

白犬村―シロイヌムラ―【地名】
 守り神とされる白犬様を信仰する村。幻の酒があるという噂がある。
 幻の酒の実態は毒の含まれる村の地下水である。遅効性の毒を含み恒常的な摂取を続けると突然、全身から血を噴き出し絶命する。地下水を飲み続ける村人はいつこれが発症してもおかしくない状態にあり、村では、この死に方をした人間は“白犬様の祟り”にあったと称される。

ジャスティス・ファイター―ジャスティス・ファイター―【伝承】
 悪を倒す正義の秘密組織ジャスティス・ヒーローズの戦士の呼称。
 ジャスティケーションと呼ばれる処置を受けた所謂、改造人間であり、普段は一般人と変わらぬ容姿をしているが、「ジャスティス・トランス!」と高らかに叫ぶことで一時的な身体強化、及び、戦闘装備に切り替わる。
「ジャスティス・カイジョ」というと元に戻る。
 個人として呼称する場合はファイター、団体・チーム名として呼ばれる場合はヒーローズ、となっている。

セーゾコラヌッコロスゾ島―セーゾコラヌッコロスゾトウ―【地名】
 とある海に浮かぶ観光島。略称「怒殺島」。セーノコラヨッコラショ島ではない。
 観光地化が進んだのは近年。名物は年に一度の怒殺祭と金色のバナナ。
 実態はシャンに支配された島。島民の多数はシャンに寄生されている。
 “白犬様の祟り”を改良した兵器“毒爆弾アリス”により、島民は皆殺しにされ、現在は表向きは無人島となっているが、狂宮可憐による人体強化の研究拠点となっている。

仙台舞子―センダイマイコ―【人名】
 白犬村の呪縛から解き放ってくれた正義のヒーローに憧れる少女。
 旧姓・宮城。
 しかし、少女の細腕で救える世界はあまりにも小さい。
 その歪な願望から旧友である可憐(と入れ替わったコピー=狂宮可憐)に身体強化の検体として目をつけられ、実験に利用される。
 自らが鉄犬仮面だという自覚はないが、違和感は感じている。正義のヒーローとして死んだ。
→鉄犬仮面

仙台凛子―センダイリンコ―【人名】
 仙台舞子の姉。旧姓・宮城。
 幼少期に両親を失い、同村の岩倉・守屋が面倒を見ていたが両者死後、遠縁の仙台家に姉妹共々引き取られ南頃崎市に転居し、そこで警察官をしていた華見川と再会する。
 舞子が鉄犬仮面として行動している期間中、片割れの仮面を付けられ生命力を吸い上げられていた。
 舞子死後は仇ともいえる狂宮可憐を討つ為、華見川と行動を共にする。

宗宮カルタ―ソウミヤカルタ―【人名】
 インチキ占い師。未来を見通すほどではないが、人の死期を見る能力だけはあったらしく、死の運命をドッペルゲンガーに肩代わりさせる方法を紹介する代わりに大金を巻き取るという悪徳商売をしていた。
 身代わりの鏡を使う為に伊波を利用していたが逃亡してしまった為、追いかけた結果、狭間の世界に囚われ、下半身が木になってしまい、ここまで変質した場合、元の世界に戻れる目はない。

 【タ行】

田中翔―タナカショウ―【人名】
 幼い頃、妹芽衣子を死なせてしまう。ちょっとした意地悪のつもりだったのだ。
 その後、自らの罪悪感を拭い去る為に、イスタシャ(?)に言われるが儘に、芽衣子を蘇生させるがそれは不完全な蘇生だった。その後もイスタシャ(?)に良い様に使役される。死者を想うこととは生者のエゴである。

田中芽衣子―タナカメイコ―【人名】
 田中翔の妹。イスタシャ(?)によって不完全な蘇生をされる。皆切と会う頃には身体は崩壊を始めている。
 一度目は兄に押され、交通事故で亡くなる。
 二度目は兄のつけた火によって、檻太鼓の中で焼かれ、亡くなる。
 名前の響きがミ=ゴに似ている。

たまご教―タマゴキョウ―【伝承】
 たまごの神様を信仰する宗教。水無月飴が教祖。

探偵―タンテイ―【その他】
 すべてを解き明かす者ヒントをくれるヒト

月ヶ布村―ツキガキレムラ―【地名】
 村とは言ってもコンビニもある程度のそこまで僻地でもない村。
 村にはマレビト信仰と呼ばれる伝承があるが、村自体が割と今どきの感覚の為、信じている者は少ない。
 愛良部家は村の名家。愛良部が先にあっての月ヶ布村。

鉄犬仮面―テッケンカメン―【人名】
 正義のヒーロー。
 彼女にとって正義は憧憬である。
 幼き日、彼女を救った正義のヒーローがいた。
 彼女は正義のヒーローになることだけを望み、借り物の正義を行使するだけのシステムに堕ちた。
 正体は仙台舞子。

鉄犬仮面(物)―テッケンカメンカッコモノ―【その他】
 犬を模した銀色の2枚1組の仮面。2枚同時に2人の人間で被らないと効力が発揮されない。
 一つは被った者の身体能力を向上させる。
 1つは被ったものの生命力を吸収する。
 ただし、二人分の力というわけではなくそれ以上の力を得る。一足す一の二ではない。
 Rの開発は鉄犬仮面で実験で得られた知見が元となっている。

東条―トウジョウ―【人名】
 白犬村に住む男性。
 父親を白犬様の祟りで亡くす。その為、白犬様信仰を悪しき風習だと認識している。
 犬神の死に様を見届けた唯一の村人であり、白犬村に漂う闇を振り払うことを望む人物。その望みはとある者に託される。

とくうまカード―トクウマカード―【その他】
 全世界60億のプレイ人口を誇る超人気カードゲーム。
 プレイヤーは”とくうまァー”、プレイに使用する十五枚のカードの束は”うまっす”と呼ばれる。

ドッペルゲンガー―ドッペルゲンガー―【伝承】
 身代わりの鏡により生み出された人物のコピー=ドッペルゲンガー。
 生み出されたばかりは知能が低いがすぐに本人と同等になり、自分がコピーではなく自分こそが本人だと強く信じ込む。その為、ドッペルゲンガーが自身がコピーだという事実に気付くことは極めて困難。
 コピーのコピーを作ることはできず、ドッペルゲンガーは身代わりの鏡に映らない。
 身代わりの鏡が破壊された時、ドッペルゲンガーは消滅する。

ドリームミンスター号―ドリームミンスターゴウ―【その他】
 豪華客船。リーゼロッテのパーティの会場の一つ。通称・弩眠号。
 海上では巷を騒がせる連続殺人犯を当てるクイズが行われた。
 頃崎港を出発し、ルルイエから流れる海流へと向かう進路を取る。

 【ナ行】

怒殺島―ヌコロストウ―【地名】
 →セーゾコラヌッコロスゾ島

 【ハ行】

狭間の世界―ハザマノセカイ―【地名】
 ヒプノスが番人を務める覚醒の世界とドリームランドの狭間の世界。
 想像が形になる世界。
 月ヶ布村は狭間の世界との結びつきが強く、マレビト信仰の正体は狭間の世界へ迷い込むことだった。
 ヒプノスに気に入られるか嫌われると狭間の世界内で姿を変えられ、姿が変わったが最後、二度と元の世界へは戻れない。

ハナミ―ハナミ―【人名】
 最後の殺姫。彼女の代に島民は死滅した。
 非常に端麗な容姿を持ち、ありとあらゆる男性を魅了することができる。
 他の島民よろしくシャンに寄生された。
 本来であればシャンは個体として強大な力を持つには至らず、寄生された者は短命に
終わるのが常だが、人並外れた格式を持つハナミの能力と互いに相乗しあった結果、種と
して次のステージへと歩を進めた。もはや、寄生というより、融合であり、ハナミ、シャンとしての意識の乖離はない。
 その結果、毒爆弾アリスを受け付けず、怒殺島で唯一、生き永らえている。

はなカワセミ―ハナカワセミ―【人名】
 本名・華見川聖。はなカワセミを名乗っていた当時は学生、その後、警察官となる。
 仙台舞子の死を契機に狂宮可憐の捜索に当たろうとするが、警察内は狂宮の手の者に侵されていた為、離職し探偵を自称するようになる。
 リーゼロッテ関係以外の事件には手を突っ込まず、リーゼロッテのコピーを殺して回っている。
 華見川探偵事務所は実在せず、名刺の住所は緒方の経営する骨董品屋。

華見川聖―ハナミカワセイ―【人名】
 正義のヒーロー。
 彼にとって正義とは呪いである。
 かつての彼の正義に基づき救った女の子は彼の示した正義を信じ果てに死んだ。
 彼が彼の信じる正義を曲げれば、女の子の僅かすぎる生さえも無意味となってしまう為、彼にはかつて自分の信じた正義を貫き通す以外の生き方ができない。
 彼の生き様は正義そのものであり、彼は死ぬまで正義のヒーローである。

ハニドラ―ハニドラ―【神話生物】
 とある島国の先住民、ヒトと深き者の混血の一族。成長するにつれ、顔面がカエルの様に変貌していく。
 ハイドラを崇拝しており、その姿を見た人々が彼らの事を“ハニドラ”と呼ぶようになった。
 ハニドラの村は怪物によって壊滅させられた様に装って巡り会いの館の地下へと移転。これはショゴス(ゲイリー)の策略である。
 付近の海域に深き者が生息している為、未だ何らかの接触があると考えられる。

比古秀美―ヒコヒデミ―【人名】
 リーゼロッテのコピー。
 人が歳を取る瞬間に霊魂は僅かに変質し、その際に生命力が漏れ出ることを発見した。
 その生命力が回収することで身体強化を為そうと画策しているが、これはあまりにも効率が悪い。
 最近ではなりふり構わず、誕生日の人を見つけては祝いに参上する。
「これは失敗なのでは?」と薄々思っているが他の方法が見つかるまでは彼女は他人の誕生日を祝い続けるだろう。
 ちなみに生命力を吸い取る副産物として歳を取るスピードが遅く、容姿が幼い。

 【マ行】

マレビト信仰―マレビトシンコウ―【伝承】
 死者(マレビト)が現世へ戻ってきてお迎えするという信仰。
 月ヶ布村では逆に、時折、生者を生と死の狭間の世界へ連れ去ってしまうとも言われている。
 また、マレビトは客人という字を当てることもある。外からの者の方が引き摺られ易い。

万田太郎―マンダタロウ―【人名】
 皆切探偵事務所の助手。皆切とは幼馴染で万田の方が1歳年下。
 両親は皆切の両親共々、幼い頃飛行機事故で他界。大学を卒業し、就職の当てもなくふらふらしているとき皆切に誘われ探偵事務所を手伝うことになる。
 皆切に比べればまだ常識的で客との交渉は彼無しでは成り立たないこともままある。ただし、他人の感情の機微には疎い。

身代わりの鏡―ミガワリノカガミ―【伝承】
 黄衣の王を崇拝する教団が王よりとある誓約の元、授かった鏡。
 その鏡に全身を映すことでドッペルゲンガーを生み出すことができる。
 ただし、映すのは本人でなくてもよく、写真でも可。その場合、写真に写った当時の姿・記憶でドッペルゲンガーを生成できる。
 リーゼロッテ・キングに悪用され、挙句、盗まれた。

Mr.ミルス―ミスターミルス―【その他】
 狂狂園のキモイ・かわいくない・センスが悪いの三拍子揃った完全無欠のマスコットキャラクター。
 開園イベントでは遠隔操作できる優れ物の人形が用意され、狂宮可憐が操作した。

水町希美―ミズマチノゾミ―【人名】
 医者。医療ミスにより病院を畳み、狂宮可憐の元で人体強化の研究に従事していた。
 彼女の廃病院では鉄犬仮面の実験が行われていた。

皆切探偵事務所―ミナギリタンテイジムショ―【その他】
 皆切悠介が大学卒業後、南頃崎市に構え始めた探偵事務所。
※記載ミス
 本来は南頃崎市近郊にある事務所だったが本記載ミスの為、「南頃崎市近郊からのちに南頃崎市内へ引っ越す」という設定になった。
 探偵の皆切と助手の万田、一時期はバイトで高橋陽子が働いている。
 大流行りではないが依頼がないほどでもない。金持ちの道楽である。

皆切悠介―ミナギリユウスケ―【探偵】
 探偵。
 彼にとって正義は赤信号では基本止まる、雨ざらしの子どもには傘を貸す、程度のもので取り立てて善人ではない。
 リーゼロッテを追うのも当然、正義感からではない。
 ■■より依頼を受けた。
 幽霊が嫌い。

宮城舞子―ミヤギマイコ―【人名】
 →仙台舞子

宮城凛子―ミヤギリンコ―【人名】
 →仙台凛子

メガシンカ―メガシンカ―【その他】
 進化を超える進化。
 トレーナーとポケモンの思いが重なり、2つの石が共鳴するとき、ポケモンは通常では起こり得ない進化――、メガシンカをするのだ!

巡り会い―メグリアイ―【その他】
 巡り会いの館で行われる養子縁組。
 特徴として親は子を見て選ぶことができず、館によって無作為に選ばれた子を貰う。
 実態は相手がわからないことを隠れ蓑にハニドラ達がが孤児の中から目抉り合いの儀式用の子どもを調達する為のシステムである。
 儀式用に時折、子どもを抜き取り、代わりにリーゼロッテのコピーに入れ替え養子として提供している。

目抉り合い―メグリアイ―【伝承】
 ハニドラの儀式。2人の子どもが神輿の上で殴り合い勝者が敗者の目玉を抉り取り神への捧げものとする。

守屋―モリヤ―【人名】
 白犬様の祟りの真相に辿り着いた、人非ざる蛇人間。
 旧人類の末裔であり、地下にオーバーテクノロジーの部屋を備え、祟りを無効化する方法を模索していた。
 彼にとって白犬村はそれなりに愛着のあり、なれば救う程度の愛を持つ善人である。

 【ヤ行】

山形春名―ヤマガタハルナ―【人名】
 リーゼロッテのコピー。月ヶ布村で祖父と暮らしていた。父親は山村創薬研究会研究員の山形栄一。
 狭間の世界に引きずり込まれた後に自分がリーゼロッテのコピーだと自覚する。
 せっかく何でもできるのだからと現実では不可能な格好をしている。
 通称・マジカルリーゼロッテ。

山猫館―ヤマネコカン―【地名】
 山村創薬研究会の跡地に建てられた館。
 山猫によって食べられた首無し死体が発見されるという伝承がある。
 現在において、その実態は館の地下に住まうミ=ゴによって脳の取り出された死体の山である。

山猫様―ヤマネコサマ―【人名】
 →山村峰子

山村創薬研究会―ヤマムラソウヤクケンキュウカイ―【地名】
 リーゼロッテによる人体の異常強化の研究施設の一つ。
 薬物RとWの開発まで漕ぎ着ける。
 リーゼロッテのコピーを養子に持っている者も多く、また、そうでない職員も自分の家族を被検体として差し出すなど常軌を逸している。
 鏡が壊された後、ムーンビーストに占拠され研究会は壊滅する。

山村峰子―ヤマムラミネコ―【神格】
 山猫様を自称し山猫館に住む女性。
 狂宮家に引き取られた以後の狂宮可憐の義母。今は狂宮の名を捨て、山村創薬研究会から取った山村を姓として名乗っている。
 正体はニャルラトテップ。

有能三カ条―ユウノウサンカジョウ―【その他】
 皆切探偵事務所の有能三カ条。
 ひとつ、分ったフリをしてから考えろ。
 そうすれば、まるで始めから分っていたように見える。
 ふたつ、失敗は予想していたフリをしろ。
 定型文は、「なるほど、そっちか」。
 みっつ、レアケースを提示しろ。 
 特にドヤ顔で持論を展開する奴に有効だ。

ヨハネス・X・城門淵―ヨハネスエックスジョウモンブチ―【人名】
 世界トップランカーのプロとくうまァー。
 人体強化の手段としてとくうまカードに目をつけ、最強のとくうまァーになることを目指す……のだが、とくうまカードをやっている内に、どうでもよくなってきて、今の彼女が目指しているのはただ世界一、いや宇宙一のとくうまァーである。
 実際のところとくうま力の向上に伴い身体能力も向上し、悲願達成にどのリーゼロッテよりも肉薄しているのだが当然、気付いていない。
 宇宙のルールを逸脱しつつあり鏡が破壊されても、肉体の維持できる?
 神楽とは二、三度、世界の舞台で対戦している。

 【ラ行】

リーゼロッテ・キング―リーゼロッテキング―【人名】
 正体不明の大富豪。世界の各地で多額の賞金を懸けたパーティをすることで有名。
 手段は人体の異常強化、目的は外なる世界への接触。
 その為、ありとあらゆる手段で身体強化を模索している。
 身代わりの鏡で自らのコピーを大量に作って世界中にばら撒いている。
 基本的に巡り会い経由で戸籍を獲得した場合は、その戸籍名を、そうでないただコピーとして生産された場合は数いるリーゼロッテ・キングの中の一人を名乗ることになる。
 コピーであってもリーゼロッテの本能であり悲願である人体強化を目指すように行動する為、コピー達はコピーとしての自覚のないまま様々なアプローチで人体強化を試みている。
 本体は既に脳だけの状態になっている。
 スリーサイズはB79-W62-H86。

ロジカル語法―ロジカルゴホウ―【その他】
 最高にインテリジェンスな喋り方ですなwww論理的に考えるとこの語法に行きつきますぞwww

 【A-Z】

R―アール―【その他】
 山村創薬研究会で研究されていた赤い薬。万人に適合しない為、未完成。
 身体面を向上させるが不完全な為、適合できなければ身体が耐えきれず発狂する。
 鉄犬仮面の研究を下地としている。サンプルを失えば精製は不可能。

W―ダブリュ―【その他】
 山村創薬研究会で研究されていた白い薬。万人に適合しない為、未完成。
 精神面を向上させるが不完全な為、適合できなければ身体が耐えきれず発狂する。
 原料に白犬村の毒を含む。サンプルを失えば精製は不可能。

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